建設コンサルタント・一般建築士事務所 北開工営株式会社建設コンサルタント・一般建築士事務所 北開工営株式会社

業務内容 BUSINESS CONTENT

道路部門

 移動やコミュニティなど、わたしたちの生活の中で、当たり前に存在する道路。近年、多様化・頻発化している自然災害から、国土防災機能を強化して人々の生活を安全・安心に導くほか、少子高齢化・グローバル化・地球温暖化・地域観光力強化など社会経済情勢の変化に対応しつつ、生活の豊かさをさらに向上させていくためにも、道路は必要ニーズに応じた着実な整備推進が求められています。
 一方で、高度経済成長期に集中的に整備されてきた道路や橋梁・トンネルなど付帯構造物・付帯施設等の老朽化が進み、道路機能や人々の安全・安心を維持していくための健全性の保持も併せて求められています。

 私たちは、こうした多様化するニーズに追従し、道路の設計業務や標識・道路照明など道路附属物の点検業務での幅広い知識と経験に基づいた豊かな技術力の提供により、道づくりと健全性の保持に貢献していきます。

主な業務内容

◇道路設計
道路の新設及び改良、交差点改良、バリアフリー化、付帯構造物、付帯施設等に関する設計
◇電線共同溝設計
市街地等における電線類地中化に関する設計
◇道路附属物点検
道路標識、道路照明、路側標識等の定期点検・健全性の診断・措置対策方法の立案
◇関連調査等
交通状況調査(交通量、滞留状況等)
測量調査(基準点測量、路線測量、用地測量、現況測量等)
地盤調査(土質調査、地盤解析、軟弱地盤対策設計等)

《新たな取り組み》

 近年、道路の陥没事故のニュースを耳にすることが増えてきました。
 国土交通省公表資料によれば、令和元年度から令和3年度における全国の道路陥没は毎年9,000件以上発生しています。
 要因の多くは、道路の排水施設の処理能力を超える集中豪雨や局地的大雨などの異常気象、都市部を中心とした地下インフラ設備の老朽化などによると言われています。空洞の拡大は、目に見えないところで進行します。そしてある日突然発生する路面の陥没は、人命に関わる重大事故につながることもあります。
 そこで私たちは、会社の多分野にわたる技術力を有効活用し、路面陥没危険個所の早期発見技術を身に付けることで、道路の安全・安心な利用に寄与していきたいと考えました。
 このような背景から、令和3年、弊社では新たな取り組みとして路面下空洞調査プロジェクトチームを立ち上げました。そして、探査用車両と地中レーダモバイルマッピングシステムを導入し、路面下の空洞を発見する技術の習得に着手しました。
 調査データを基に解析・評価し、的確に空洞の有無を判定できるようになるには多くの経験が必要なため、現段階では技術者の育成中ですが、今後新分野として展開し、さらには3D画像取得技術の応用など幅広い技術の活用を目指しています。

電気電子部門

 道路・トンネル・ダム・河川などを人々が安全で安心に利用でき、また人々の暮らしを守るために、欠かせない管理設備とそれを動かす電気設備。これら設備は、土木施設等の整備に合わせ、進展著しい技術進歩の中で近年の多様化・頻発化している自然災害への対応を考慮し、照明,カメラ,観測装置,通報装置,演算処理装置,監視制御装置,これらをつなぎ各種データを集配信するケーブルや無線設備、個々の設備を常時も非常時も動かす電源など、多種多様な設備の組合せにより整備されます。また、各設備の安定かつ継続稼動のために、保守点検と技術の進捗や多様化するニーズに応じた適宜の更新が必要になります。

 私たちは、こうした管理設備や電気設備の整備・更新に対し、土木・建築・機械など関連分野の技術者と連携しながら、これまで蓄積した知識と経験、さらには最新の技術基準や技術動向に基づき、多様な技術力の提供により設計業務に取り組んでいきます。

主な業務内容

◇道路・河川・上下水道に関連する設備設計
一般道及び高規格道路の道路照明、情報通信、各種管理用設備および管理システム等に関する設計
トンネルの防災設備、照明設備および管理システム等に関する設計
ダムや河川の各種管理用設備および管理システム等に関する設計
浄水場や配水池などプラント施設に関する設備の設計
◇給電施設関連の設計
道路・河川・上下水道など関連各施設の用途に応じた受変電設備や配電線路経路に関する設計
自家発電機や直流電源装置など非常用発電設備に関する設計
太陽光発電設備や下水熱利用など再生可能エネルギー活用に関する設計
◇情報通信ネットワーク設計
防災情報ネットワーク通信網・光ファイバー伝送経路・各種情報通信機器などに関する設計
◇無線通信施設設計
多重無線通信網、移動無線、テレメータ無線通信などに関する調査および設計
鉄塔・反射板の設置や撤去に関する設計および耐震診断
◇発注者支援業務
電気通信設備工事など工事実施の監督補助として監督職員を支援する業務

上下水道部門

 家庭や各種施設への水道水の供給、排水など下水道の処理。道内の下水道普及率は90%を超え、道路と同様に、生活の中で当たり前に存在するインフラのひとつ。これら上下水道施設は、安定供給・安定処理はもとより、近年、多様化・頻発化している自然災害への対応として、管路施設における耐震性の強化や緊急貯留による機能拡大など、継続的な整備が進められています。
 一方で、札幌市では昭和47年の札幌オリンピックを契機とした高度経済成長期に、集中的に整備された配水管路等の老朽化が進むなど、上下水道施設の安定供給・安定処理の保持も併せて求められています。

 私たちは、日常生活に欠かせない存在となった上下水道施設による安定供給・安定処理を維持していくために必要な管路等施設の新設・耐震・更新等の設計業務に、これまで蓄積した知識と経験、さらには新技術や他分野の水平展開可能な技術にも着目しながら取り組んでいきます。

主な業務内容

◇上水道設計
配水幹線・送水管・導水管等の管路施設に関する設計
外面腐食等老朽管の改良設計
河川や道路横断の推進工設計
緊急貯水槽の設計
◇下水道設計
下水道本管の開削・推進工設計
特殊マンホールの耐震計算及び新設に関する設計
圧送下水道管に関する設計
学校や公園等への河川流域貯留施設に関する設計

機械部門

 河川や道路管理施設では揚排水ポンプ設備,堰・水門設備,ダム放流設備,トンネル換気設備・消火設備,消融雪設備,道路排水設備,共同溝付帯設備,駐車場設備など、上下水道施設では除塵設備,ポンプ設備,ろ過設備,攪拌設備,掻寄設備,脱水・脱臭設備など、各種社会インフラ施設等に設置される機械設備は多岐に亘っています。これら機械設備は、安全かつ快適な社会生活を提供していく上で、大きな役割を担っており、必要な機能を確保しつつ、確実な操作と適切な維持管理・補修・更新の実施が求められています。

 私たちは、このような機械設備の整備や補修・更新に対し、建築・土木・電気など関連分野の技術者と連携しながら、これまで蓄積した知識と経験、さらには最新の技術基準や技術動向に基づき、複合的な技術力の提供により設計業務に取り組んでいきます。

主な業務内容

◇道路に関連する機械設備設計
トンネルの換気設備や消火設備、路面の消融雪設備、アンダーパスの排水設備などに関する設計
◇河川に関連する機械設備設計
排水機場の耐水化、揚排水ポンプ・除塵設備・水門設備に関する設計
樋門ゲートなどの遠方監視操作制御設備に関する設計
◇上下水道に関連する機械設備設計
浄水場・ポンプ場・水再生プラザなど各施設のポンプ設備・攪拌設備・ろ過設備ほか機械設備に関する設計

建築設計部門

 例えば上下水道施設の発電機やポンプ設備を更新あるいは増設するには、それらが収納されている建屋の改修を伴います。老朽化した既存の灯台施設における機能を維持していくためには、劣化度合いに応じた補修が必要となります。これら建築物の改修や補修を設計するうえで、構造体の安全性・健全性の保持は欠かせない条件となります。また、アスベストを含む部材がある際には、適切な調査と処分方法の提示が求められます。このように、各種社会インフラ施設等に設置されている電気設備や機械設備の更新等により、その機能を維持していくうえで、建築設計の知識が重要となる場合が多く存在します。

 私たちは、このような改修や補修を要する施設の建築物を中心に、機械・電気・土木など関連分野の技術者と連携しながら、経験豊富な知識と技術力の提供により設計業務に取り組んでいきます。

主な業務内容

◇建築(意匠・構造)計画および設計
屋外電気室や無線中継所などの新築・改修・耐震補強などに関する計画・設計・各種手続き
◇上下水道に関連する建築設計
浄水場やポンプ場など設備更新に伴う建築物の改修に関する設計
◇既存建築物の各種調査および設計
アスベスト含有に関する診断(調査・試験・処分方法等)
 灯台施設などの耐震診断(劣化調査・解析・補修や補強方法の設計)
◇監理業務
建築および建築設備の工事に関する施工監理